最近の車両はメーターが液晶パネルなので交換不可のものが多いが、それ以前の車両であれば改造可能である。まず、アフターパーツの商品として、純正メーターのメーターパネルだけを交換するタイプ(主にネイキッドなどの丸型メーター用で、代表的なのはODAX製)。車両ロゴが入っていたりメーターパネルの発光色が変わったりドレスアップによる自己満足効果は高い。メーターを丸ごと交換するための汎用メーターとして、ACEWELL製などの多機能メーターがある。配線を解析・加工する必要があるため難易度は高いが、純正メーターが手に入らない絶版車や、メーター周りを大きく改造するような場合は重宝する。また、純正ではタコメーターが付いていない車両に後付けでタコメーターを付けたり、オイルの温度管理をするために油温計を付けたりと、追加情報が欲しい場合に取り付けるメーター類もある。取り付け時の注意は以下に記す。
- スピードメーター・・・機械式(ケーブル駆動でFホイールにあるメーターギアでケーブルを回転させる)は回転数とケーブル固定部のネジサイズが規格化されているので、差し込むだけで動く。スピードメーターケーブルが無い車両の場合は、電気式スピードメーターが採用されており、ポン付けできる商品は無いので、FブレーキディスクやRブレーキディスクにマグネットを取り付け、Fフォークやスイングアームにセンサーを取り付けて電気的なパルスを信号として速度を表示する電気式メーターを使用する。
- タコメーター・・・機械式(シリンダーヘッドのギアからケーブルで回転を取り出す)は非常にレアでSR400等のごく一部の車両のみに使用されている。それ以外の車種にアフターパーツのタコメーターを取り付ける時は、プラグコードにセンサーとなる配線を巻きつけたり、イグニッションコイルから配線分岐させて、点火時のパルスを拾ってエンジン回転を表示する電気式タコメーターを使用する。点火回数とエンジン回転数の関係は、メーター側のディップスイッチやボタン操作で設定できるようになっている。
- 温度計・・・オイルの温度、冷却水の温度、外気温などの温度をメーター表示させたい場合に増設する。コンパクトな物はトップブリッジ上に貼り付けたり、ハンドルミラーの根本にステーを挟んで貼り付けたりする。油温を取れる場所は、ACTIVEやDAYTONAのカタログに推奨位置が掲載されている。可能であればドレンボルト以外が望ましいが、他に適切な場所が無くドレンボルトにセンサーアダプターを取り付ける車種が多い。ドレンボルト部を避けたい理由は、オイル交換の際に配線の取り回しに気を使う必要があることと、車体が段差に乗り上げたりして、底付きしてしまった時に損傷する可能性があるためだ。水温の取り方は油温より難しい場合が多く、冷却水の水路にセンサーアダプターを兼ねたジョイントホースを組み込む。