CBR250RR等の高性能な250ccクラス以上はほぼラジアルタイヤが純正装着されていて、同サイズのバイアスタイヤに比べ、重量が軽く、グリップ力に優れる。主に、以下の3カテゴリーに大別される。
「ツーリングタイヤ」・・・15000km〜20000km前後のロングライフ。直進安定性重視。雨天や低温時でもしっかりグリップ。
「ハイグリップタイヤ」・・・ライフは5000km前後だが絶対的なグリップ力で温まれば転ぶ気がしない接地感。旋回性能重視でグイグイ曲がる、履き替えた直後は真っ直ぐ走るのが難しいと感じるほど。雨天や低温時には弱いので注意が必要。
「スポーツタイヤ」・・・ツーリングタイヤとハイグリップタイヤの中間。ライフは5000km〜10000kmほど。雨天や低温時にも対応できて、峠レベル〜サーキット走行会までこなせる充分なグリップ力。
一般のユーザーはタイヤが消耗して性能が下がり切った状態から新品タイヤに履き替えるので、どんな選択をしても必ず良い印象になる。バイクってこんなにスイスイ曲がるんだ!?と感動することもしばしば。
以前、ダンロップ主催の試乗会に参加したことがある。桶川のレインボーモータースクールを貸切で、CB400SFと、CB1300SFにそれぞれ、3カテゴリーのタイヤ(当時は、GPR300,ロードスマート, アルファ13だったか?)を履かせた6パターンを乗り比べできた。純粋にタイヤの性能差だけで、バイクが別物の動きになることが体感できて非常にありがたい機会だった。ツーリングタイヤは、立ちが強く寝かし込みがスローで、フロントタイヤの切れ込み量が少なく大回りするので、自分を中心にバイクが一周外を回るような感覚。ハイグリップタイヤは、寝かし込みがクイックでフロントタイヤがグイグイインを向いて切れていき、思い描いたラインより小回りするので、CB1300の車体が20kgくらい軽くなった印象。
いづれにせよ、タイヤはナマモノなので、年間の走行距離があまり多くないなら、ツーリングタイヤよりスポーツタイヤを履かせた方が圧倒的にライディングを楽しめる。